03 おおたオープンファクトリー
おおたオープンファクトリーとは
おおたオープンファクトリー(以下、OOF)は、東京都大田区の東急多摩川線下丸子・武蔵新田駅周辺エリアにおいて、期間限定で複数の工場を公開し、また、来訪者に対して見学・体験プログラムツアーを提供することで、モノづくり及びモノづくりのまちを地域内外にアピールするイベントとして実施されてきました。
おおたオープンファクトリーの運営主体
OOFは、開始当初は大田観光協会、大学、そして工業団体(工和会協同組合)を中心に企画運営が進められてきました。10年の歴史の中で、徐々に多様な人々を巻きこむようになってきています。OOF当日のイベント運営の補助を担うボランティアである「ねじまき隊」の結成や、地元専門学校、電鉄、商店街などとの共同企画の実施、広報や情報発信の協力など、関係する主体は多岐にわたります。
工場オープン
工場オープンは、OOFでメインとなるプログラムです。多数の工場が一斉に公開され、来訪者は各自で自由に工場見学をすることができます。各工場は、見学、体験、ワークショップなどを開催し、来訪者におもてなしを行います。
オンライン開催企画
2020年度のOOFは、新型コロナウイルス感染症の拡大により、工場オープンをベースとした従来の形式で開催することは難しくなってしまいました。しかし、この状況でもできることで町工場の魅力を伝えたいという意識のもと、オンラインでおおたオープンファクトリーを開催しました。従来の工場オープンに代わり、『オンライン工場見学』『OTA WAZA TV』(ライブ配信企画)など、新しい企画に多数挑戦しました。一部のコンテンツは特設ホームページにてアーカイブ化されています。
新田丸エリア
東急多摩川線下丸子・武蔵新田駅周辺地区は「新田丸エリア」と呼ばれています。大田区の中でも北西部の多摩川沿いに位置し、特に多くの工場や住宅が立地している地区です。戦前から工業の盛んな都市として発展し、戦後には工場数・従業員数が共に激増し、住工混在のまちが形成されました。
06 チーム仲間まわし
紙飛行機プロジェクト
オンライン開催となったOOF2020@ONLINEでは、ミニチュアサイズの空を飛ぶモノのデザインを公募し、採用されたものを町工場で使われる設計図面として仕上げる「紙飛行機プロジェクト」を実施しました。チーム仲間まわしの職人による図面作成のための打ち合わせの様子が公開され、モノづくりの現場での空気感を味わうことができます。